驚いた。グミを炭酸飲料に入れるとゼリーになるってホント!?

数あるお菓子の中でもとくに子どもたちに人気のグミ。種類も多く、見た目も味も食感もバリエーションに富んでいるのが魅力だ。そんなグミと炭酸飲料の組み合わせが話題となっているようだ。何でもゼリーのような食感が楽しめるとのこと。グミと炭酸飲料の組み合わせについて、これから詳しくお伝えしよう。

1. グミはドイツ生まれ

グミは、果汁などをゼラチンで固めたお菓子。グミの元祖は、1922年にドイツで発売されたハリボー社のクマの形をした「ゴールドベア」だといわれている。ちなみにグミはドイツ語でゴムを意味するGummiに由来する。ハリボー社は、いまでは世界100ヶ国以上に商品を提供している世界最大のグミキャンディー製造メーカーに成長している。グミが生まれてもうすぐ100年になるが、19世紀にはすでに菓子として幅広く浸透していたチョコレートをはじめ、定番といわれるお菓子の中では、まだまだ新参者の類のようだ。ちなみに日本製のグミの元祖は、1980年に明治製菓から発売された「コーラアップ」になる。現在、グミは、お菓子の定番として、数多くのメーカーから、味や食感、カラーなど、バリエーションも豊富に、さまざまな種類のものが発売されている。グミの最大の特徴は、15%以上もある水分含有量。通常のキャンディー類の水分含有量が2%前後であるのに比べるとかなりの多さになる。固めるために使用するゼラチンなどの配合を工夫することで、弾力も自由自在に調整し、食感のバリエーションの幅を広げることに成功している。そのため種類によって食感の違いをいろいろと楽しめるのも、グミの魅力といえる。そんなグミと炭酸飲料を組み合わせることで、これまでになかった食感を新たにプラスすることができるようだ。

2. グミと炭酸飲料で生まれる新食感

グミと炭酸飲料で生まれる新食感とは、ずばり、ゼリーのような食感。保存容器に、グミを並べ、そこに炭酸飲料を注いだあと、冷蔵庫に入れて12時間ほど置けばできあがる。ただし、どのグミを使ってもゼリーのような食感になるというわけではないようだ。これは、炭酸飲料にグミを漬けることで、グミが水分を吸収し、水分含有量に変化が起こるためだ。グミもゼリーもゼラチンで固めているので、グミが水分を吸収するとゼラチンの水分含有量に近づくため、ゼリーのような食感に変化すると考えられる。グミによっては、炭酸飲料と組み合わせることで、スライムやこんにゃくのような食感になってしまうものもあるので、その点は注意が必要だ。ゼリーのような食感を楽しめるのは、ハリボー社が提供しているような弾力のあるグミになる。いずれにせよ、従来のグミとは異なった食感になることだけは確かといえる。

3. グミと炭酸飲料で見た目も変わる?

グミと炭酸飲料の組み合わせは、食感だけでなく、見た目も変えてしまうということでも話題になっている。ソーダ水など青色の炭酸飲料にグミをつけると、炭酸飲料の色が変わって透明になってしまうようだ。これは、ゼリーの食感を楽しむために、青色をした炭酸飲料でグミを浸けたときに、偶然、発見された現象のようだ。グミの原料であるゼラチンが、青い色素を吸着したためと考えられている。ちなみに、コーラや黄色の炭酸飲料にグミを浸けた場合、透明とまではいかないまでも、色が薄くなったという報告もあるようだ。

結論
グミと炭酸飲料の組み合わせで生まれるゼリーのような新食感についてお伝えした。興味をもっていただけただろうか?グミと炭酸飲料を用意すれば、簡単に試すことができるので、子どもと一緒に、いくつかのグミといくつかの炭酸飲料を組み合わせて、その違いを比べてみるのも楽しいかもしれない。