<働くママ問題>【後編】「お金がないのに子どもを産んだの?」ママたちが子どもを保育園に預ける理由とは

「3歳までは子どもを預けることなく家庭で面倒を見るべき」との持論を展開した投稿者さん。ママたちから諭すようなコメントが並ぶなか、小さいうちから子どもを保育園に入れることのメリットについても語られました。


保育園に入れるメリットとは?
ママたちは「子どもの性格によって保育園が合う子もいる」と考えているようですよ。

『ママといつも一緒にいたいのか? はたまた集団にいたほうが楽しいのか? それも子どもによって違うと思う』


『生まれ持った気質も関係ある気がする。うちの子は大人しくて「ママ、ママ」と大変だったけれど、とにかく付き合った。まわりも「大変だね~」と言っていたくらい。でも小学校にあがってからは自立が早かったよ。一緒にいた時間で親子関係をちゃんと築けた気がする。専業主婦でよかったと思っている。これでフルタイムで働いていたら私はそこまでフォローできなかったんじゃないかな。逆に社交的なタイプの子は、保育園でもいいんじゃない?』


『みんながみんな、子どもとママがベッタリ一緒のほうがいい! というわけじゃないと思うんだけれどな』


『社交性のある子なら家で親と2人だけよりもお友だちと走り回ってるほうがいいのかも。私の妹のところは2人目が活発だったから1年早く幼稚園に入れたけれど、本人はすごく楽しんでいる。子どもそれぞれで親が見ているほうがいい子や外の空気に触れさせたほうがいい子で違いはあると思うよ』


生まれ持った気質によっては、保育園での集団生活がいい刺激になると話すママたち。自立が早かったり、お友だちがたくさんできたりなどのメリットも挙げられました。子どもの性格によって「ずっとママと一緒がいい!」と考える子もいれば、「お友だちと毎日遊びたい!」と思う子もいるでしょう。「保育園に預けるのはかわいそう」と考えるのは早急ではないでしょうか。

外の世界で学べることはたくさんある

『うちの姪はトイレトレーニングがなかなか進まなかったんだけれど、プレ幼稚園でも実践してもらってできるようになった。1年早く幼稚園に通いだしてよかったよ。本人も楽しそうだし言葉も増えた。家庭外に力を借りることが悪と思うのは違うんじゃないかな』


『わが家で私が見ているより、よっぽどいい保育をされていたと思う。高学年の今でも保育園の思い出を楽しそうに話すよ』


『保育園で先生やいろいろな子と関わってたくさんの学びがあるのも子どものためだと思うわ』

保育園に通うことで刺激を受けて成長がより促されることもあるでしょう。たとえばトイレトレーニングを順調に進められたり、他人との関わり方を学べたりすることもあるかもしれません。そういった点でも、家庭以外に子育てを頼ることは決して悪ではありません。ママと離れる時間が、子どもを少しずつ成長させてくれることもあるのではないでしょうか。



子どもの幸せに必要なこととは?
「子どもの幸せを決めるのは、"保育園に預けられているかどうか"ではない」と主張するママたちも現れました。

『毎日家族みんなが幸せならそれでいいんじゃないの? うちは保育園に預けて働いているけれど、毎日幸せ。休みの日は一緒に過ごせるし。平日だって短時間保育だから、おやつを食べ終わったころに帰って来ているし。3歳まで家で見られるなら見てあげてもいいし、それで幸せだと思えるならそれでよし。子どもと一緒にいるとイライラするという相談を見かけるけれど、幸せじゃないなら預けて働いたほうがいい。その家庭に合った、子どもに合った育児をすればいいと思う』

『親としての責任は、3歳まで親がすべて面倒を見るかどうかではないと思う。生命を維持して愛情を与えることじゃないかな。保育園に入れていることが悪ではないよ。入れることが愛の場合もある』


『早くに預けられたから愛情が足りないなんてことはない。逆にずっと手元に置いておいたから愛情満タンとは限らない。親の状況、親の考え、その子の性質、性格を見たうえで判断するときもあれば、泣く泣くそうせざるを得ないこともある。自分の子どもにしっかり向き合って育てればいいんじゃないかな』


当然ながら、小さいうちから保育園に預けられているかどうかで子どもの幸せが決まるものではありません。保育園を利用するかどうかにかかわらず、親が子どもに対していかに愛情をかけてあげるかが大切なのではないでしょうか。なかには保育園に預けることが愛情というケースもあるでしょう。どんな状況であれ、子どもに対してしっかりと向き合うことが重要なのかもしれませんね。

投稿者さんの「小さい子どもを保育園に入れてまで働くなんて無責任」とのひと言が波紋を呼んだ今回のケース。ママたちからは「子どもによっては保育園にいることで成長が促されることもある」「そもそも他人の事情に口を挟むべきではない」など、思わず頷いてしまいそうな意見が寄せられました。子どもの特性をよく観察したり、家庭の事情を鑑みたりしながら家族みんなが幸せになれる選択をしたいですね。