小麦も…値上げラッシュ、家計への影響は?4月以降に値上げされる商品まとめ

飲食品

「マルちゃん」シリーズなどで知られる東洋水産は、4月1日より生麺の「マルちゃん焼そば 3人前」などを9~11%、業務用の冷凍うどんなどを3~14%ほど値上げします。また、6月1日からは即席カップ麺の「赤いきつねうどん」や「緑のたぬき天そば」、即席袋麺の「マルちゃん正麺 5食パック シリーズ」なども9~12%ほど値上げとなります。理由としては、原材料費の上昇、包材費・物流費・燃料費などの高騰が影響しているようです。 大塚食品は、レトルトカレーボンカレー」シリーズの一部製品を4月1日から10円ほど値上げします。また、やおきんが販売するスナック菓子「うまい棒」も4月1日から1本10円から12円となり、1979年の発売以来初の値上げに踏み切りました。 嗜好品では、サントリースピリッツも国産ウイスキーおよび輸入ウイスキーの一部商品の価格を4月1日から改定します。こちらは生産設備の増強など、安定供給に向けた取り組みを強化するためとのことですが、輸入ウイスキーに関しては、運賃なども影響しているようです。


調味料

食品関連では、調味料も値上がりします。カゴメは、原材料であるトマトペーストや固形トマトなどの価格上昇が続いているため、4月1日からトマトケチャップやトマトソースなどをおよそ3~9%程度値上げします。 また大豆や菜種、パーム油の原料コストの上昇を受け、日清オイリオグループは「日清キャノーラ油」などの食用油を4月1日から価格改定を実施します。食用油を原材料とする商品にも影響が出ています。ピエトロは、ドレッシングなど16点の価格改定を4月1日から行うことを発表しました。 生活用品 日用品でも値上げの波は広がっています。花王は原材料価格高騰の影響を受け、ベビー用紙おむつ「メリーズ」の出荷価格を現行の約10%程度、同じく「スコッティ」などで知られる日本製紙クレシアは、トイレットペーパーなどの家庭紙製品を10%以上、それぞれ4月1日から値上げすることを発表しました。 また、天然ゴムをはじめとしたタイヤ原材料の価格も高騰しているため、ブリヂストンは4月1日から国内市販用タイヤの出荷価格を7~10%値上げします。


公共料金

値上げは生活用品だけではありません。大手電力10社のうち、7社が発電用燃料価格の上昇を受け、4月からの値上げを発表しました。関西電力北陸電力中国電力の3社は、すでに3月分で料金に上乗せできる上限に達していたため、4月分の値上げはされません。同じく、天然ガスも高騰していることから、大手ガス4社も値上げを発表しました。 交通・郵便 移動手段にも値上げの波は広がっています。JR各社は、混雑する時期の指定席特急料金について、4月1日から利用時期に応じて4段階の料金設定にすることを発表しました。これは、混雑を避けて安心・快適に利用できるようにするため、利用日をピーク期間の前後にずらしてもらうことを目的としているそうです。 また、首都高でも都心部に渋滞が発生している状況を抑制することなどを目的に、4月1日から通行料金が値上がりします。さらに、日本郵便はあて名の記載を省略して指定地域に郵便物を届ける「配達地域指定郵便物」の料金を、4月1日から改定します。


交通・郵便

移動手段にも値上げの波は広がっています。JR各社は、混雑する時期の指定席特急料金について、4月1日から利用時期に応じて4段階の料金設定にすることを発表しました。これは、混雑を避けて安心・快適に利用できるようにするため、利用日をピーク期間の前後にずらしてもらうことを目的としているそうです。 また、首都高でも都心部に渋滞が発生している状況を抑制することなどを目的に、4月1日から通行料金が値上がりします。さらに、日本郵便はあて名の記載を省略して指定地域に郵便物を届ける「配達地域指定郵便物」の料金を、4月1日から改定します。


値上げに備えてやるべきこと

緊迫化するウクライナ情勢や、ロシアへの制裁の動向によっては、今後さらなる高騰に繋がる可能性があります。そうなると、家計への影響はより大きくなります。また、2022年10月からは医療費や保険費の値上げも開始されます。 値上げが続き漠然と不安を感じてしまう方は、まず現在の家計状況を把握し、値上げ後の家計がどうなるか、シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。必要なものと不要なもの、代替え可能なものと出来ないものを仕分けし、節約する費用や見直すべき費用を確認して、来るべき値上げに備えましょう。 ※本稿は、執筆した2022年3月10日(木)時点の情報を元に作成しています。公開後に変更される場合がありますので、最新情報は各社の公式サイトなどでご確認ください。